無料ブログはココログ

« (37)「秋田蕗」 | トップページ | (39)「繁縷」(ハコベ) »

2017年4月26日 (水)

(38)大花延齢草(オオバナノエンレイソウ)

(オオバナノエンレイソウ)(大花延齢草)(ユリ科) 花期 5月~6月ごろ

一昨年の秋「全身癌」と診断され余命半年と宣告されてしまった友人。

最期は、自宅で家族と共に過ごそうと「癌治療」も拒否し自宅療養の道を選んだと言う。

私は、そのことも知らなかった。

昨年の四月の末に、旅行から帰ってきたばかりの私を「探していたんだ」と、突然訪ねて来てくれた。

私に「メッセージカード」を作成して欲しいというものだった。

右手が麻痺してしまっているので左手で書いたメーッセージ。

「野の花に魅せられて」と、純白のドレスを身にまとったようなオオバナノエンレイソウが一番好きな花だと書いてあった。

オオバナノエンレイソウの花の写真も私のパソコンの中から一緒に探した。

それは、葬儀の際に香典返しと一緒に配るものだったのだ。

もう、彼は自分の葬儀をプロデュースしていた。

遺影も私の撮ったスナップ写真から選んだ。

私が、葬儀の際に「ネイチャーラブ最北」(野の花を愛する会)を代表して「弔辞」を読ませてもらうことを申し出たら、それを、とても嬉しい顔をして頷いてくれた。

 

最近は、自宅で最期を迎えようとする人も増えてきたようだが、その覚悟を決めた 毅然とした姿に感動した。

67歳と言う、まだまだこれからの年齢の死を惜しむ大勢の人たちに送られて 彼は旅立った。

それも、この大好きなオオバナノエンレイソウが咲き始めた頃に。

私の最期は、どうしようかなぁ。

この「涯に咲く」花たちを綴った 小さな本でも作って 持って行ってもらおうかな。

うう~ん、表紙は「エゾリンドウ」と、利尻っていうのはどうかなぁ。

写真と俳句のコラボのポストカードもいいかな。

辞世の句も、作っておかねば。

不謹慎ながらも、そんなことをちと考えてしまった。

(俳誌 樺の芽 2017 5月号)

1)オオバナノエンレイソウ(稚内)

381650

« (37)「秋田蕗」 | トップページ | (39)「繁縷」(ハコベ) »

コメント

私も、人生にしがみつくことなく、あっさりと行きたいものですが、それは、とても難しそうです。

花柄さんの場合、写真も辞世も、利尻以外ないでしょう。

やぁ、本人に言いました。「あまりにもカッコいいんじゃない?私も、そうしたい」と。
なんか、「十分生きたぞ、皆さんありがとう!」って、言って死にたい。弔辞の言葉の中に「生き方は死に方、死に方は生き方」と、言いました。

先日、97歳で亡くなった叔母の葬儀に札幌へ行ってきました。「家族葬」とか呼んでるみたいだけど、本当に身内だけであれやこれや叔母の思い出話などして・・・。高齢になって亡くなる時はこんな葬儀もいいかなあと思いました。従妹(98歳の母と同居)と私(92歳の母と同居)帰り道に遠くない日に遭遇する母親との別れについてしみじみと話しながら帰宅しました。二人とも「100歳までは頑張って欲しいね」と話しました。私も仕事柄、たくさんの終わりを見てきました。母を送るまでは頑張って・・・そのあとはやっぱり恰好良くは無理でグズグズグダグダしそうです花柄さんの。「生き方は死に方、死に方は生き方」そのとおりだと思いました。

ちるままさん 昨日は、この友人の一周忌でした。
ご兄弟や親戚が多いので 約50人もの人がお寺に集いました。お寺さんも、久々の「大法事」だと言ってました。
もう、こうゆうのは、そろそろ終わりかも知れません。
今は、小家族が多いですもの。色々、考えさせられますね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« (37)「秋田蕗」 | トップページ | (39)「繁縷」(ハコベ) »